COLUMN

50代からの第二のキャリア|定年のない「手に職」で長く働くという選択

働き方

2026.10.07

50代からの第二のキャリアには、会社の制度の中で働き続ける道のほかに、手に職をつけて自分で働く道があります。自営なら定年はなく、働く量も自分で決められます。これまでの人生経験を強みに、長く続けられる仕事の選び方をまとめます。

「子どもが独立したら、自分のために働きたい」
「定年まであと10年。その先の働き方が見えない」
「50代から新しいことを始めるなんて、遅すぎるのでは」

50代の女性から、こうした声をよく聞きます。子育てや仕事にひと区切りがつき、ようやく自分のことを考えられるようになった。けれど、年齢を理由に一歩目をためらってしまう方は少なくありません。

本記事では、50代から「手に職」をつけて、定年のない働き方を選ぶという道について、考えたいポイントと、実際に40代・50代で働き方を変えた方の声をお伝えします。

50代からの第二のキャリア、どんな道がある?

大きく分けると、「いまの会社で働き続ける」「転職する」「自分で仕事をつくる」の3つです。どれを選ぶかで、何歳まで、どのくらいのペースで働けるかが変わります。

道よいところ考えておきたいこと
いまの会社で働き続ける収入や環境が大きく変わらない定年後の働き方や条件は、会社の制度しだい
転職する環境を変えて、新しい仕事に挑戦できる条件に合う求人を探す時間と労力がかかる
手に職をつけて自分で働く定年がなく、働く量を自分で決められる学ぶ期間と費用、お客様を集める力が必要

会社員は何歳まで働ける?

65歳までは、会社に雇用を確保する義務があります。70歳までは努力義務で、どこまで働けるかは勤め先の制度によって変わります。

厚生労働省によると、高年齢者雇用安定法では、事業主は「65歳までの定年引上げ」「定年の定めの廃止」「65歳までの継続雇用制度の導入」のいずれかを講じる義務があります。さらに2021年4月からは、70歳までの就業機会を確保する措置が事業主の努力義務として加わりました。

つまり、会社員として働き続けるなら、65歳以降の働き方は会社の制度に左右されるということです。一方、自分で仕事をする自営の働き方には、そもそも定年がありません。何歳まで、どのくらい働くかを自分で決められます。

50代から「手に職」をつけるのは遅い?

遅くありません。AGOセラピストスクールの受講生は21歳から60代後半までと幅広く、50代・60代で学びはじめる方もいます。

AGOセラピストスクール代表の湯山先生は、年齢についてこんな捉え直しを話しています。江戸時代の平均寿命はおよそ50歳。いまの年齢を半分にして考えると、50代は当時の20代半ばにあたります。「まだ倍以上残っている人生です」。

湯山先生はまた、人生の振れ幅が大きかった人ほど、それを「今思えばあってよかった」と言えること自体が強みになる、とも話しています。50代には、50代にしかない経験の厚みがあります。

▶ 関連記事:40代未経験から手に職をつけるなら|年齢と人生経験が強みになる仕事の選び方

50代が長く続けられる仕事の選び方は?

「体に無理がかからない」「働く量を自分で調整できる」「経験が価値になる」の3つを満たすかどうかで選ぶのがおすすめです。

見るポイント確かめたいこと
体への負担強い力や長時間の立ち仕事に頼らず続けられるか
働く量の調整週の日数や1日の枠数を、自分の体力や家族の予定に合わせて決められるか
経験の活かし方人の話を聴く力や、人生経験からくる安心感が、仕事の価値になるか
学びの環境未経験からでも、技術と集客の両方を学べるか

セラピストの仕事は、お客様の悩みをじっくり聴くところから始まります。同年代のお客様にとっては、「自分と同じ年代の人だから話しやすい」という安心感も、選ばれる理由のひとつになります。

▶ 関連記事:体力に自信がない女性でもセラピストになれる?力に頼らないオールハンド施術とは

実際に、40代・50代で働き方を変えた人は?

長く同じ仕事を続けてきた方が、40代・50代で新しい道を選んでいます。VOICE(生徒の声)に載っている方をご紹介します。

団体職員27年、「動くなら今しかない」

新潟県阿賀野市でサロン「Shine On」を営む笹川真紀子さんは、団体職員として27年間勤めてきました。仲間にも恵まれ、仕事にも自信を持っていましたが、45歳を過ぎた頃から「10年後、自分はここで笑って仕事ができているだろうか」と自問自答するようになったといいます。

やるしかない、やってみる。動かなければ何も始まりません。挑戦して、たとえ失敗しても、それが成功につながっていきます。

笹川真紀子さん(VOICEより)

美容業24年でも、技術は根本から変えられた

山梨県甲府市でサロン「Will Be」を営むAGO講師の平川笑美さんは、24年間美容業を続けてきました。「痛気持ちいい」強い圧の施術が中心で、朝から晩まで働き詰めの毎日だったといいます。AGOメソッドを学んでからは、お客様がゆっくり眠ってしまうほどの優しい技術へと変わりました。

24年同じ仕事を続けてきたわたしでも、技術は根本から変えられました。

平川笑美講師(VOICEより)

「今さら」ではなく「今だからこそ」

長野県塩尻市のサロン「Pafuca」で施術をする柳澤亜里紗さんは、年齢や忙しさを理由に自分を後回しにしている女性に「まだ変われる」と伝えたいと話しています。VOICEでは、「自分を後回しにしてきた方にこそ、伝えたいことがあります。『今さら』ではなく、『今だからこそ』です」と結んでいます。

▶ 50代からでも始められる? LINEで簡単|働き方診断(約1分)で、あなたに合う働き方の目安がわかります。

自分のペースで働くと、収入はどう考える?

少ない枠数でも、単価と経費の組み立て次第で収入を目指せる可能性があります。ここでは、AGOセラピストスクールで学ぶ「整顔」を例にご紹介します。

整顔とは、「顔の歪みは身体の歪みの集大成」という考えのもと、全身約260個の関節に生じる歪みを整えることで、顔など見た目の印象を整えることを目指す手技です。AGOメソッドは、特に顎関節を含む顔の下半分のバランスを整えることに重点を置いた、やさしい手技です。変化の感じ方には個人差があり、医療行為や治療ではありません。

施術は1時間程度で22,000円からの設定です。自宅開業なら月々の経費は0円、利益率は90%以上。たとえば午前中に1枠・月10名なら、売上22万円・手元に約20万円が残る計算です。体力や家族の予定に合わせて、枠数を増やしたり減らしたりできます。

※金額は一例のシミュレーションです。実際の収入は地域や活動状況によって異なり、収入を保証するものではありません。

これまでの経験は、強みになる?

なります。前職がどんな仕事でも、人と向き合ってきた時間は、お客様に寄り添う力として活きてきます。

AGO講師の羽田静菜さんは、理学療法士として医療・介護の現場で経験を重ねたのち、セラピストに転身しました。いまは山梨県のサロン「amu」でお客様と向き合いながら、講師として理学療法士時代の経験をすべて注ぎ込んで教えています。講師紹介ページでは、次のように話しています。

自分に×をつけるのは、もうやめましょう。今までのすべては、あなたの強みに変わります。

羽田静菜講師(講師紹介ページより)

AGOセラピストスクールは受講生の99%が女性で、約4割が副業からスタートしています。入校時期は決まっておらず、6ヶ月以内のデビューを目指して在籍中に集客まで実践します。修了後もフォローアップ(月1万円・税別)で講師に相談でき、約8割の方が継続しています。

よくある質問

50代・未経験でもセラピストになれる?

なれます。AGOセラピストスクールの受講生は21歳から60代後半までで、前職もさまざまです。技術と集客を、在籍中に実践しながら学びます。

会社を辞めずに準備できる?

できます。受講生の約4割は副業から始めています。勤め先の副業規定を確認したうえで、定年前から少しずつ準備する方法もあります。

体力が落ちてきても続けられる?

AGOメソッドは強い力に頼らない、やさしい手技です。週の日数や1日の枠数を自分で決められるので、体力に合わせて働く量を調整できます。

受講料はどのくらいかかる?

スターターコースが120万円+税、スタンダードコースが150万円+税です。上限100万円までの教育ローンも利用できます。

まとめ:定年を待たずに、続けられる働き方を選ぶ

会社員として働き続ける場合、65歳以降の働き方は勤め先の制度しだいです。一方、手に職をつけて自分で働く道には定年がなく、働く量も自分で決められます。50代は遅すぎる年齢ではなく、人生経験という強みを持って始められる年齢です。「まだ倍以上残っている人生」を、どう働きたいか。まずはそこから考えてみてください。

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参考情報

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