COLUMN

産後の仕事復帰が不安なママへ|心と体を大切にしながら働き方を選び直す

働き方

2026.10.06

産後の仕事復帰が不安になるのは、心と体が大きく変わる時期だからこそ自然なことです。元の働き方に戻るだけが答えではありません。会社の両立支援制度、自治体の産後の相談先、時間を自分で決める働き方まで、選び直すための視点をまとめます。

「復帰したら、前と同じペースで働ける気がしない」
「子どもが熱を出すたびに職場に謝るのかと思うと、今から気が重い」
「育休中に、自分が何をしたいのか分からなくなってしまった」

育休中や産後のママから、こうした声をよく聞きます。不安を感じるのは、弱いからでも、甘えているからでもありません。生活がまるごと変わった後に、働き方だけ元のままでいられるとは限らないからです。

本記事では、産後の仕事復帰が不安なときに、心と体を大切にしながら働き方を選び直す方法を、使える制度や相談先、実際に働き方を変えたママたちの声とあわせてお伝えします。

産後の仕事復帰が不安になるのは、おかしいこと?

おかしくありません。産後は体の回復、睡眠不足、生活リズムの変化が一度に重なる時期で、復帰に不安を感じるのは自然なことです。

「何が不安なのか」を分けてみると、打てる手が見えてきます。

よくある不安まずできること
体力が戻っていない復帰時期や勤務時間を、職場と早めに相談する
子どもの急な発熱が心配病児保育やファミリー・サポートなど、地域の預け先を調べておく
職場の理解が得られるか会社の両立支援制度を確認し、使える制度を把握しておく
気持ちが落ち込む・眠れない一人で抱えず、自治体の窓口や医療機関に相談する
このままの働き方でいいのか迷う復帰後の1日・1週間の過ごし方を書き出し、望む形を言葉にする

落ち込みや不眠が続くときは、働き方を考えるより先に、心と体を休めることを優先してください。

復帰前に確認したい、会社の制度は?

2025年の育児・介護休業法の改正で、子育て中に使える制度が広がっています。会社員として復帰する方は、まず自分の勤め先で何が使えるかを確認しましょう。

厚生労働省によると、2025年4月からは残業免除を申し出られる対象が「小学校就学前の子を育てる労働者」に広がり、子の看護等休暇も小学3年生修了まで使えるようになりました。さらに2025年10月からは、3歳から小学校就学前の子を育てる労働者に対し、事業主が「始業時刻の変更」「テレワーク等」「保育施設の設置運営等」「養育両立支援休暇」「短時間勤務」の5つのうち2つ以上の措置を講じ、労働者がその中から1つを選んで使えるようになっています。

また、妊娠・出産の申出時や子が3歳になる前には、勤務時間帯や勤務地などについて、事業主が労働者の意向を個別に聞き、配慮することも義務になりました。「言い出しにくい」と感じる希望も、伝えてよい場面があるということです。

▶ 関連記事:育休から復帰しないのはあり?退職のリスクとメリットを徹底解説

心や体がつらいとき、どこに相談できる?

お住まいの市区町村の「こども家庭センター」や母子保健の窓口に相談できます。体調や気持ちの不調が続くときは、出産した医療機関やかかりつけ医にも相談してください。

こども家庭庁のガイドラインによると、こども家庭センターは、2024年4月の改正児童福祉法の施行により市町村に設置の努力義務が課された機関で、妊娠期から子育て期まで切れ目なく相談に応じる役割を持っています。また、市町村が行う「産後ケア事業」は、出産後1年以内の母子で、産後ケアを必要とする方が対象です。

「この程度で相談していいのかな」と迷う段階でも、話してみることで使える支援が見つかることがあります。

「元の働き方に戻る」以外に、どんな選択肢がある?

同じ会社で働き方を調整する、転職する、自分で時間を決められる仕事に変えるなど、選択肢はいくつもあります。大切なのは、どれが正解かではなく、いまの家族の状況に合うかどうかです。

選択肢向いている人気をつけたいこと
元の職場に、制度を使って復帰仕事内容や職場の人間関係に満足している使える制度と、周囲への伝え方を事前に整理する
転職する勤務時間や通勤など、条件を大きく変えたい育児と並行した転職活動の負担を見込んでおく
手に職をつけて、自分で働く時間を決める子どもの予定に合わせて働きたい学ぶ期間と費用、収入が安定するまでの見通しを立てる

AGOセラピストスクール代表の湯山先生にも、働き方を選び直した経験があります。独立して1ヶ月で100名を超えるお客様が来てくれた一方、休みは1日もなく、妻と二人の息子との間に距離ができてしまいました。そこで家族の時間を大切にしたところ、売上は半分に。そのときは絶望したといいます。

頑張りすぎる働き方も、収入が大きく減る働き方も、長くは続きません。最初から「無理のない量」を設計しておくことが、産後の働き方を考えるうえでの大事な視点です。

実際に、産後に働き方を選び直したママは?

AGOセラピストスクールには、子育てをしながら働き方を変えた受講生・卒業生が多くいます。VOICE(生徒の声)に載っている方を中心にご紹介します。

育休中に始めたことが、働き方を変えた

熊本で活動する三児の母の受講生は、3人目の育休中に、隙間時間にと軽い気持ちでライブ配信を始めました。そこで出会った方々の後押しで、新卒から10年勤めた会社を退社。将来への不安を抱えていたときにAGOメソッドと出会い、いまはモデル・司会、ライバー、セラピスト、そして母の「四刀流」で活動しています。

それを見た子供もママなんか楽しそう、頑張ってる!と言ってくれたり子供が何かやりたいと言った時にうん!やってみよう!と前向きな言葉をかけられる心の余裕ができました。

熊本の受講生(VOICEより)

子どもの急な発熱にも対応できる働き方へ

静岡県で食いしばり・エラ張り専門サロン「AURA」を営む戸塚千絵美さんは、エステで5年働いたのち、AGOで技術を学びました。

学んでからは、自分の自由な時間ができました。子どもが急に熱を出したときにも対応できるようになり、ストレスが減ったと感じています。

戸塚千絵美さん(VOICEより)

自分と子どものペースを大切にするサロンオーナー

東京都の新江古田と恵比寿で美容整体サロン「ALVIA(アルヴィア)」を営む西田美穂さんは、13年勤めた紳士服アパレルから転身しました。開業して2年、子育てをしながら、自分と子どものペースを大切にした働き方を続けています。アパレル時代と比べて稼働時間は半分以下になり、収入は約2倍になったと話しています。

▶ 復帰後の働き方、ほかの選択肢は? LINEで簡単|働き方診断(約1分)で、あなたに合う働き方の目安がわかります。

子育てしながら働くと、収入はどのくらいを目指せる?

働く時間を短く区切っても、単価と枠数の組み立て次第で収入を目指せる可能性があります。ここでは、AGOセラピストスクールで学ぶ「整顔」を例にご紹介します。

整顔とは、「顔の歪みは身体の歪みの集大成」という考えのもと、全身約260個の関節に生じる歪みを整えることで、顔など見た目の印象を整えることを目指す手技です。AGOメソッドは、特に顎関節を含む顔の下半分のバランスを整えることに重点を置いた、やさしい手技です。変化の感じ方には個人差があり、医療行為や治療ではありません。

施術は1時間程度で22,000円からの設定です。自宅開業なら月々の経費は0円、利益率は90%以上。たとえば子どもを送り出したあとの午前中に1枠・月10名なら、売上22万円・手元に約20万円が残る計算です。

※金額は一例のシミュレーションです。実際の収入は地域や活動状況によって異なり、収入を保証するものではありません。

▶ 関連記事:ひとりセラピストという働き方|小顔ではなく「整顔」で高単価、ママが午前中だけで月20万円を目指せる理由

「母親」以外の自分を取り戻したいときは?

その気持ちは、わがままではありません。家族を大切にすることと、自分の名前でできる仕事を持つことは、両立できます。

AGO講師の柴沼麻理加さんは、3人の子どもを育てながら、舞台アシスタントやアパレルの仕事をしていました。母として、妻としての役割はあっても、自分の名前でできる仕事や誇れる技術がない。そう感じていたといいます。

何者でもないと感じていたわたしでも、自分の名前で誇れる技術を持つことができました。

柴沼麻理加講師(VOICEより)

AGO講師の山村聡美さんも、結婚・出産・育児・介護と、家族を優先して過ごしてきた一人です。講師紹介ページでは、「ライフステージが変わるたびに『わたしは本当は何がしたいんだろう』と感じていました」と振り返っています。

AGOセラピストスクールは受講生の99%が女性で、約4割が副業からスタートしています。入校時期は決まっておらず、6ヶ月以内のデビューを目指して在籍中に集客まで実践します。修了後もフォローアップ(月1万円・税別)で講師に相談でき、約8割の方が継続しています。

よくある質問

育休中に、復帰後の働き方を考え直してもいい?

考え直してかまいません。生活が変わった今だからこそ見えることがあります。ただし退職を決める前に、会社の両立支援制度と家計の見通しを確認しておきましょう。

復帰が近づくと気持ちが沈むのですが、どうすればいい?

一人で抱えず、市区町村のこども家庭センターや医療機関に相談してください。気持ちの落ち込みや不眠が続くときは、働き方を決めるより休むことを優先して大丈夫です。

小さい子どもがいても、スクールで学べる?

子育て中に学ぶ方は多くいます。AGOセラピストスクールは入校時期がなく、受講生の約4割が副業から始めています。通い方は個別相談で確認できます。

まとめ:戻るか辞めるかの二択にしない

産後の仕事復帰が不安なのは、自然なことです。まずは心と体を休め、つらいときは自治体や医療機関に相談すること。そのうえで、会社の制度を使って戻る、条件を変えて転職する、自分で時間を決められる仕事を持つといった選択肢を、家族の状況に合わせて比べてみてください。戻るか辞めるかの二択にしないだけで、気持ちは少し軽くなるはずです。

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参考情報

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