ハイフと糸リフトはどっちがいい?たるみ度合い別の選び方

ハイフは超音波の熱で肌の土台を引き締める施術、糸リフトは皮膚の下に糸を入れて引き上げる施術です。軽いたるみはハイフ、中程度以上は糸リフトが選ばれる傾向があり、どちらも医師の診察が必要です。効果には個人差があります。

鏡の前で頬を指で持ち上げてみて、「このくらい上がればいいのに」と思ったことはありませんか。調べてみると、よく出てくるのがハイフと糸リフトです。どちらも「切らないたるみ治療」として紹介されていますが、しくみも費用も、向いている人もまったく違います。

「とりあえず安いほうから」「友だちがよかったと言っていたから」で選ぶと、思ったほど変化がなかったり、逆に想像以上に腫れて驚いたりすることがあります。大切なのは、自分のたるみがどの段階かを知ってから選ぶことです。

この記事では、ハイフと糸リフトの違いと選び方、期間と費用の目安、たるみの原因、放置したときに起こりうることまで順に整理します。どちらも医療行為なので、実際に受けるかどうかはクリニックで医師の診察を受けて決めてください。効果には個人差があります。

こんな人に読んでほしい

  • 夕方になるとフェイスラインがぼやけて、顔が四角く見える気がする
  • ハイフと糸リフトの違いが分からず、カウンセリングで何を聞けばいいか迷っている
  • ダウンタイムはなるべく短くしたいけれど、変化もしっかり感じたい
目次

ハイフと糸リフトはどっちがいい?たるみ度合い別の選び方は?

たるみが軽く、予防も兼ねたいならハイフ、指で持ち上げないと戻らないほどのたるみなら糸リフトが検討されることが多いです。ただし、皮膚の厚みや脂肪の量でも向き不向きが変わるため、最終的な判断には医師の診察が必要です。

ハイフとは?どんなしくみ?

ハイフ(HIFU)とは、「高密度焦点式超音波」の略で、超音波を皮膚の奥の一点に集めて熱を加える施術です。虫めがねで光を一点に集めるようなイメージです。

熱が加わった部分が縮まり、その後の回復の過程で肌が引き締まっていくと考えられています。皮膚の表面を傷つけないため、メイクは当日から可能とされることが多いです。変化はゆるやかに出る傾向があり、感じ方には個人差があります。

糸リフトとは?どんなしくみ?

糸リフトとは、トゲのような突起がついた医療用の糸を皮膚の下に通し、たるんだ組織を物理的に引き上げる施術です。「スレッドリフト」とも呼ばれます。

糸で引っかけて持ち上げるため、施術直後から変化を感じやすいのが特徴です。一方で、針を刺して糸を入れるので、腫れや内出血が出ることがあります。糸リフトのリスクについては、糸リフトのリスクとダウンタイム|後悔しないクリニックの選び方で詳しく解説しています。

自分のたるみはどの段階?セルフチェック

鏡の前で正面を向き、口角の横とフェイスラインを見てみましょう。いちばん当てはまるものが、今の段階の目安です。

  • 夕方や疲れたときだけ、輪郭がぼやける……初期のたるみ。むくみや姿勢の影響も大きく、まずは生活習慣の見直しから。医療を考えるならハイフが候補になりやすい段階です
  • 朝から口の横に影があり、あごのラインが少しゆるんでいる……軽〜中程度のたるみ。ハイフを数回重ねるか、糸リフトかで迷う人が多い段階です
  • 頬を指で1〜2cm持ち上げないと、フェイスラインがすっきりしない……中程度以上のたるみ。糸リフトが検討されることが多い段階です
  • 皮膚が余って、あごの下や口の横に段差ができている……進んだたるみ。糸リフトでも変化が出にくいことがあり、切開を伴う方法も含めて医師に相談する段階です

あくまでも目安です。同じ段階でも、皮膚が薄い人・脂肪が多い人など条件によって合う方法は変わります。

ハイフと糸リフトは併用できる?

併用は可能とされ、実際に組み合わせを提案するクリニックもあります。糸で引き上げたあとに、ハイフで引き締めを重ねるという考え方です。

ただし、施術の順番や間隔はクリニックによって考え方が違います。糸を入れた直後にハイフを当てるのは避けるよう説明されることもあるため、併用したい場合は、同じ医師に全体の計画を相談するのがおすすめです。

やってはいけない選び方は?

やりがちなNGは、「価格の安さ」と「SNSの口コミ」だけで決めてしまうことです。安さを優先すると、照射の出力や糸の本数が自分のたるみに足りず、「受けたけれど変わらなかった」と感じることがあります。

もうひとつ注意したいのが、医師のいないエステサロンでハイフを受けることです。消費者庁によると、エステサロン等でのHIFU施術による事故は2015年から2022年12月までに135件が登録され、熱傷や顔の神経損傷による麻痺・しびれ、急性白内障などの事例もみられました。ハイフは医師がいる医療機関で受けるようにしましょう。

ハイフと糸リフトの期間と費用の目安は?

ハイフは1回数万円程度で持続は数か月、糸リフトは10万円前後から数十万円程度で持続は半年〜1年以上が一般的な目安です。費用は範囲・機器・糸の種類や本数、クリニックによって大きく異なります。

費用と持続期間はどのくらい違う?

項目 ハイフ 糸リフト
費用 1回3万〜10万円程度 10万〜50万円程度
持続 3〜6か月程度 半年〜2年程度
変化の出方 1〜3か月でゆるやか 直後から感じやすい
腫れ ほぼなし〜軽い赤み 1〜2週間程度
向く段階 軽いたるみ・予防 中程度以上

金額と期間はいずれも一般的な目安です。ハイフは顔全体か部分か、使う機器の種類で費用が変わります。糸リフトは糸の本数と種類(溶ける糸かどうか、突起の形)で大きく変わり、麻酔代が別にかかる場合もあります。

ダウンタイムはどのくらい?

ハイフはダウンタイムがほとんどないとされる一方、糸リフトは腫れや内出血が1〜2週間ほど続くことがあります。

ハイフでも、施術後に軽い赤みや、筋肉痛のような鈍い痛みが数日出る人がいます。糸リフトでは、口を大きく開けたときの引きつれ感や、糸の入り口のへこみが気になることもあります。大事な予定の直前は避け、余裕をもって日程を組みましょう。

何回・どのくらいの間隔で受けるもの?

ハイフは3〜6か月ごとに繰り返す人が多く、糸リフトは糸が溶けて効果が落ち着くころに入れ直すかを考えるのが一般的です。

1回あたりはハイフのほうが安くても、年に2〜4回受けると、年間の合計は糸リフトと大きく変わらないこともあります。1回の値段ではなく、1年でいくらかかるかで比べると選びやすくなります。

カウンセリングで確認したいことは?

消費者庁は、美容医療を受ける前に、効果だけでなくリスクや副作用も知って納得したか、ほかの施術方法の説明も受けたか、その施術は「今すぐ」必要かを確認するよう呼びかけています。

ハイフなら機器の名前と照射の範囲、糸リフトなら糸の種類と本数、どちらも施術するのが誰なのかを聞いておきましょう。その日のうちに契約を急がされたら、いったん持ち帰って考えて大丈夫です。

顔のたるみはなぜ起こる?主な原因は?

顔のたるみは、加齢による肌の弾力の低下に、紫外線、表情や噛みぐせ、姿勢、体重の変化が重なって起こります。ハイフも糸リフトも「今あるたるみ」への対処なので、原因を知っておくことが変化を保つ助けになります。

加齢でたるむのはなぜ?

年齢とともに、肌のハリを支える線維が少しずつ減り、皮膚が重力に負けやすくなるためです。皮膚の下にある脂肪や、それを支える組織もゆるみ、頬の位置が下がって見えるようになります。

骨も年齢とともにわずかに変化するといわれ、土台が小さくなることで、上にのっている皮膚や脂肪が余って見えることもあります。

紫外線や乾燥は関係ある?

関係すると考えられています。紫外線は皮膚の奥の線維を傷つけ、ハリの低下につながるといわれます。ハイフや糸リフトを受けたあとも、日焼け止めと保湿を続けることが、変化を長く感じるための土台になります。

姿勢や噛みぐせもたるみに影響する?

影響すると考えられています。頭が前に出た姿勢が続くと、首からあごにかけての皮膚が引っぱられ、フェイスラインがぼやけて見えやすくなります。

また、片側でばかり噛むくせがあると、顔の筋肉の使い方に左右差が出て、たるみ方にも差が出ることがあります。片側だけのたるみが気になる人は、顔の片側だけたるみが発生する原因は?左右非対称を治す改善策まとめもあわせて読んでみてください。

サロンの現場から見えるたるみの傾向は?

AGO TOKYO SALONでは、「ハイフを受けたけれど、すぐ元に戻った気がする」という相談をよく受けます。お話を伺いながら顔と体を見ていると、スマホを見るときに頭が前に出ている人、片側でばかり噛む人、寝るときにいつも同じ向きの人がとても多いと感じます。

こうしたくせが続くと、顔の片側だけに負担がかかったり、あごの下がもたついて見えたりしやすくなります。サロンでは、医療のように皮膚そのものを引き上げることはしません。そのかわり、姿勢や噛みぐせ、寝ぐせといった日常のくせを一緒に確認し、顔に負担をかけにくい過ごし方をお伝えしています。

日常生活でおすすめしているのは、「スマホを目の高さで見る」「左右均等に噛む」「頬杖をつかない」の3つです。医療の施術を受ける人も受けない人も、たるみにつながるくせを減らすことが土台になります。感じ方には個人差があります。

顔のたるみを放置するとどうなる?

放置すると、口の横の影やあごのラインのゆるみが少しずつ進み、選べる方法が限られてくることがあります。たるみが軽いうちのほうが、負担の少ない方法を選びやすい傾向があります。

たるみは進むとどうなる?

頬が下がると、口の横に影ができ、ほうれい線やマリオネットライン(口角から下に伸びる線)が目立ちやすくなります。さらに進むと、あごの輪郭に段差ができ、横顔の印象も変わってきます。頬のたるみについては、頬のたるみ・ブルドッグ顔を解消したい!若くても起こる?原因と対処法を解説でも紹介しています。

後で選べる方法は変わる?

変わることがあります。皮膚の余りが大きくなると、ハイフでは変化を感じにくく、糸リフトでも引き上げきれない場合があります。その場合は、切開を伴う方法も含めて医師と相談することになります。

「いつか受けよう」と先のばしにするより、今の段階を一度知っておくだけでも、次の一手を落ち着いて考えられます。

後悔しやすいのはどんなケース?

多いのは、「たるみが進んでいるのにハイフを何度も受け続け、合計すると高額になっていた」という相談です。反対に、「軽いたるみなのに糸リフトを選び、腫れや引きつれ感が想像以上だった」と感じる人もいます。

どちらも、自分のたるみの段階と、それぞれの施術の特徴が合っていなかったことが共通しています。効果とリスクの両方を聞き、納得してから選ぶことが後悔を減らす近道です。

病気が隠れていることはある?

急に片側だけ顔が下がった、口がうまく閉じられない、まぶたが閉じにくいといった症状は、たるみではなく神経の病気などが原因のこともあります。見た目の悩みとして片づけず、すぐに医療機関を受診してください。

よくある質問

ハイフと糸リフトは何歳から受けられる?

多くのクリニックでは成人から受けられますが、年齢よりもたるみの段階で考えるのが一般的です。20代でも骨格や生活習慣によってはたるみが気になる人がいるため、年齢にかかわらず医師の診察で判断してもらいましょう。

ハイフは痛い?

痛みの感じ方には個人差がありますが、骨に近い部分で響くような痛みを感じる人が多いようです。出力や機器によっても違うため、痛みが心配な人は事前に麻酔クリームの有無を確認しておくと安心です。

糸リフトの糸は体に残る?

現在よく使われている糸は、時間をかけて体内で溶ける素材のものが多いです。溶けるまでの期間は糸の種類によって異なるため、どの糸を使うかをカウンセリングで確認してください。

エステのハイフとクリニックのハイフは同じ?

同じではありません。消費者庁は、エステサロン等でのHIFU施術で熱傷や神経損傷などの事故が起きていることを注意喚起しています。ハイフを受けるなら、医師がいる医療機関を選びましょう。

まとめ

ハイフは超音波の熱で肌を引き締める施術、糸リフトは糸でたるみを引き上げる施術です。軽いたるみや予防にはハイフ、指で持ち上げないと戻らないたるみには糸リフトが検討されることが多く、どちらが合うかはたるみの段階や皮膚の状態で変わります。

費用はハイフが1回数万円程度、糸リフトは10万円前後から数十万円程度が一般的な目安です。1回の値段ではなく1年でかかる合計で比べ、効果だけでなくリスクやダウンタイムも聞いたうえで決めましょう。効果には個人差があります。

どちらも医療行為です。受けるかどうか、どちらを選ぶかは、クリニックで医師の診察を受けて判断してください。あわせて、姿勢や噛みぐせなど、たるみにつながる日常のくせを見直すことも大切です。

参考情報

施術の前と後
施術の前と後

顎と、顔の下半分は、手で変えられます。

AGOメソッド®『Butterfly touch』は、道具も機械も使わず、手だけで顎関節と顔の下半分を整える技術です。施術は全国のセラピストが行っています。お住まいの地域から探して、そのままお問い合わせいただけます。

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写真はご本人の許可を得て掲載しています。変化の出方には個人差があります。

この記事を書いた人

「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」代表。オールハンドで顔の印象を整えるAGOメソッド®を開発。女性の経済的・時間的自由を実現するセラピストスクールは450名以上が受講。

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