COLUMN
LINE公式アカウントでリピートを育てる|個人サロンの予約と連絡を仕組みにする
開業・サロン経営
2026.11.07
LINE公式アカウントは、予約の受付・前日の案内・お礼・次回のご案内を決まった流れにして、個人サロンのリピートを育てる道具です。仕組みの作り方と、使い続けるための考え方を、講師の実例とともに整理します。
「予約のDMと電話の対応で、施術の合間が埋まってしまう」
「前日の連絡を忘れて、無断キャンセルになってしまった」
「一度来てくださったお客様に、次の連絡をしそびれている」
個人サロンを一人で営んでいると、こんな悩みが重なって、手が回らなくなりがちです。
予約や連絡を毎回その場で対応していると、忙しい日ほど抜けが出ます。そこで役に立つのが、連絡を「仕組み」にするという考え方です。
本記事では、LINE公式アカウントを使って、個人サロンの予約と連絡を仕組みにする方法を整理します。AGO代表・湯山先生の考え方と、講師の実例も紹介します。
LINE公式アカウントとは?個人サロンで使うメリット
LINE公式アカウントとは、お店や事業者がLINE上でお客様とやり取りするための、事業者向けのアカウントです。個人のLINEと分けて使えるため、プライベートと仕事の連絡が混ざりません。
個人サロンで使うメリットは、次の3つです。
- 連絡を一か所にまとめられる:DM・電話・メールに散らばりがちな連絡を、LINEに集められる
- 定型の連絡を自動にできる:あいさつや、よくある質問への返信を設定できる
- お客様に使い慣れた画面で届く:新しいアプリを入れてもらう必要がない
LINE公式アカウントの料金は?無料でも始められる?
LINE公式アカウントには無料のプランがあり、費用をかけずに始められます。執筆時点では、月額0円のコミュニケーションプラン、月額5,000円のライトプラン、月額15,000円のスタンダードプランの3つが案内されています(いずれも税別)。
| プラン | 月額(税別) | 月に送れる無料メッセージ数 |
|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通まで |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通まで |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通まで(超えた分は追加料金) |
お客様が数十人までの個人サロンなら、まずは無料のプランで始め、友だちが増えて通数が足りなくなってからプランを見直す、という進め方が現実的です。
予約から次回の案内まで、どんな流れを仕組みにする?
仕組みにしたいのは、「予約の受付」「前日の確認」「施術後のお礼」「次回のご案内」の4つです。お客様が動く場面ごとに、決まった連絡を用意しておきます。
| 場面 | 送る連絡(例) | 仕組みにするポイント |
|---|---|---|
| 友だち追加 | あいさつ・サロンの紹介・予約のしかた | 最初のメッセージを一度作れば、毎回送れる |
| 予約の受付 | 日時・場所・持ち物の案内 | 予約の手順を一つに決め、迷わせない |
| 前日 | ご予約の確認 | 忘れや無断キャンセルを減らす |
| 施術後 | お礼とセルフケアのひと言 | 当日中に送り、印象を残す |
| 数週間後 | 次回のご案内 | お客様の状態を見て、無理のない頻度で |
流れを決めておくと、「何を送るか」で悩む時間が減ります。施術に集中する時間を守ることにもつながります。
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LINEでの連絡で、気をつけることは?
気をつけたいのは、送りすぎないことと、個人情報の扱いです。お客様にとって必要な連絡だけを、必要なタイミングで送る。この基本を守ることが、信頼につながります。
- 頻度を決める:配信が多すぎると、ブロックされる原因になる
- お客様の情報を大切に扱う:施術内容や身体の状態は、お客様本人とのやり取りの中だけで扱う
- 効果を断定しない:「必ず変わります」などの表現は避け、個人差があることを伝える
- 割引に頼りすぎない:クーポンを乱発すると、割引目当てのお客様が増えやすい
割引については、AGO代表の湯山先生も「割引で来た人は、割引に反応した人。あなたの施術を必要としている人とは限らない」と話しています。LINEのクーポン機能を使うときも、施術の価値を下げない使い方を考えたいところです。
仕組みは、使い続けてはじめて価値になる
どれだけ良い仕組みを作っても、使われなければ価値にはなりません。大切なのは、無理なく続けられる小さな形から始めることです。
AGO代表の湯山先生は、「仕組みを作るのは本部の責任。でも使ってもらわない限りは結局価値がない」と話しています。これはスクールの話ですが、サロンのLINEにも同じことが言えます。
AGO講師の今川ちかさんは、講師紹介ページで、価格を下げることでしか選ばれないと感じていた時期を経て、「Eラインならこの人」と思ってもらえる専門性を打ち出したサロンをつくったと話しています。VOICEでは、技術だけでなく発信も学んだことでサロンの姿が大きく変わり、いまは価格ではなく価値で選ばれていると感じていると話しています。
「このサロンだから通いたい」と思ってもらえる専門性があってこそ、お礼や次回のご案内も、お客様に歓迎される連絡になります。連絡の仕組みは、サロンの価値を届け続けるための土台です。
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LINE公式アカウントとサロン経営に関する、よくある質問
ここでは、LINE公式アカウントをサロンで使うときの、よくある疑問に答えます。
LINE公式アカウントは、無料で使える?
使えます。無料のコミュニケーションプランがあり、月に送れるメッセージは200通までです。料金は変わる可能性があるため、公式ページで確認してください。
個人のLINEと何が違う?
事業用として、お客様とのやり取りを個人のLINEと分けて管理できる点が違います。自分のプライベートの連絡先を、お客様に伝える必要もありません。
LINEだけでリピートは増える?
LINEだけで増えるとは言えません。施術の満足度が土台にあり、そのうえで連絡が来店のきっかけを作ります。連絡の仕組みは、リピートを支える道具のひとつです。
予約管理も、LINEで完結できる?
LINEの機能だけで足りるかどうかは、サロンの規模や予約の形によって異なります。外部の予約システムと組み合わせる方法もあります。まずは小さく始め、必要になった時点で見直してください。
まとめ:連絡を仕組みにして、施術に集中できるサロンへ
LINE公式アカウントは、予約の受付、前日の確認、施術後のお礼、次回のご案内を決まった流れにして、リピートを育てる道具です。大切なのは、無理なく続けられる小さな形から始め、使い続けることです。
「仕組みで回るサロンを、自分もつくれるだろうか」と感じたら、「LINEで簡単|働き方診断」を試してみてください。かんたんな質問に答えるだけ(約1分)で、あなたに合った働き方のタイプと目安がわかります。診断のあとは、講師への個別相談もLINEから気軽にできます。
参考情報
- LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 料金プラン」:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/plan/(料金・通数は執筆時点の情報で、変更される場合があります)