脂肪溶解注射で二重顎は消える?回数・費用・効果の目安

脂肪溶解注射は、顎の下の皮下脂肪に薬剤を注入して脂肪を減らす医療施術です。目安は2〜6週間おきに3〜5回、費用は1回2万〜5万円程度です。むくみやたるみが主な原因の二重顎には向きにくく、医師の診察が必要です。

写真に写った横顔を見て、顎の下のもたつきにがっかりした経験はありませんか。ダイエットをしても顎の下だけが残る。うつむくと二重顎がくっきり出る。そんな悩みから、切らずに受けられる脂肪溶解注射が気になっている人は多いでしょう。

ただ、脂肪溶解注射は「打てば二重顎が消える」という施術ではありません。減らせるのは皮下脂肪だけです。二重顎の正体がむくみ、皮膚のたるみ、姿勢、骨格のどれかなら、注射を重ねても思ったほど変わらないことがあります。

この記事では、脂肪溶解注射で期待できること、回数と費用の目安、二重顎ができる原因、放置したときのリスクを順に整理します。変化の出方には個人差があり、受けられるかどうかは医師の診察で決まります。

こんな人に読んでほしい

  • 体重は標準なのに、顎の下だけぷよっと肉がつまめる
  • 脂肪溶解注射を何回受ければ変わるのか、総額が知りたい
  • 注射とセルフケアのどちらから始めればいいか迷っている
目次

脂肪溶解注射で二重顎は改善できる?

二重顎の主な原因が皮下脂肪であれば、脂肪溶解注射で顎下のもたつきが軽くなることがあります。ただし変化は少しずつで、数回の施術が前提です。むくみやたるみが原因なら、別の対処を考えたほうが近道です。

脂肪溶解注射とはどんな施術?

脂肪溶解注射とは、脂肪細胞に働きかける薬剤を皮下脂肪に注入し、脂肪の量を減らすことを目的とした医療施術です。主な成分には、デオキシコール酸やフォスファチジルコリンなどがあります。壊れた脂肪細胞は、時間をかけて体の外へ排出されると説明されています。

薬剤の種類によって、腫れの強さや必要な回数が変わります。国内で承認されていない薬剤を医師の判断で使うクリニックもあります。厚生労働省は、美容医療を受ける前に「使用する薬などがどのようなものか、自分でも説明できますか?」と確認するよう呼びかけています。成分名と承認の有無は、カウンセリングで必ず質問しておきましょう。

【セルフチェック】あなたの二重顎はどのタイプ?

鏡の前で正面を向き、背筋を伸ばして確かめてください。最終的な判断は医師の診察で行います。

  • 顎の下を指でつまむと、厚みのある肉がつまめる……皮下脂肪タイプ。脂肪溶解注射が検討されやすいタイプです
  • 朝は顎の下が重く、夕方には少しすっきりする……むくみタイプ。塩分や睡眠など生活の見直しが先です
  • 上を向くと消えるが、皮膚がやわらかく垂れている……たるみタイプ。注射で脂肪を減らすと、かえって皮膚の余りが目立つことがあります
  • 姿勢を正すと、二重顎がほとんど目立たなくなる……姿勢タイプ。首が前に出る癖を直すのが先です
  • やせていても顎先が後ろに引っ込んで見える……骨格タイプ。顎の骨が小さいと、少しの脂肪でも二重顎に見えます

いくつか当てはまる人も多いはずです。複数の原因が重なっている場合は、注射だけで解決しようとしないことが大切です。

やりがちなNG:短い間隔で何本も打つ

早く変化を出したいからと、間隔を詰めたり量を増やしたりするのは避けてください。腫れや硬いしこりが残りやすくなり、口元の動きに違和感が出ることもあります。前回の腫れが落ち着き、変化を確かめてから次を決めるのが基本です。回数と間隔は、担当の医師の指示に従いましょう。

注射以外の選択肢は?

脂肪が多い場合は、脂肪吸引や、脂肪を冷やして減らす機器の施術も候補になります。皮膚のたるみが中心なら、引き上げを目的とした施術が検討されます。厚生労働省も「ほかの方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか?」と確認を勧めています。施術ごとの費用やダウンタイムの比較は、顔の美容医療まとめ|施術別の費用とダウンタイムの比較で整理しています。

注射と並行してできるセルフケアは?

注射を受ける場合も、顎の下に脂肪やむくみがたまりにくい生活は役立ちます。次のような習慣は、費用をかけずに始められます。

  • スマートフォンを目の高さで見て、うつむく時間を減らす
  • 夕食の塩分とお酒の量を控える
  • 舌先を上の前歯の裏につけ、口を閉じて鼻で呼吸する
  • 左右の歯で均等に、よく噛んで食べる

感じ方には個人差があります。自分でできることをもっと知りたい人は、二重顎は自力で解消できる?脂肪・むくみ・姿勢の見分け方も参考にしてください。

脂肪溶解注射の回数・費用・ダウンタイムの目安は?

一般的には、2〜6週間おきに3〜5回が目安で、顎下の費用は1回2万〜5万円程度です。総額は10万〜25万円前後になることが多いです。薬剤の種類、注入量、クリニックによって大きく変わります。

費用と回数の目安

項目 目安
1回の費用 2万〜5万円程度
施術の間隔 2〜6週間おき
回数 3〜5回程度
総額 10万〜25万円前後
施術時間 10〜20分程度

表の金額は一般的な目安です。初回だけ安いプランや、回数券のまとめ買いを勧められることもあります。1回あたりの薬剤の量と、総額でいくらになるかを見積書で確かめてください。

ダウンタイムはどのくらい?

腫れや熱っぽさは数日から1週間ほど続くのが一般的です。デオキシコール酸を主成分とする薬剤は、腫れが強く出やすく、2週間ほどかかることもあります。

時期 状態
当日〜3日 腫れ・熱感・痛み
4日〜1週間 腫れが引き始める
1〜2週間 内出血・硬さが残る
1か月以降 変化を確かめる時期

顎の下はマスクやストールで隠しやすい場所です。ただ、腫れが強いと人前に出にくいと感じる人もいます。大事な予定の前は、2週間ほど余裕をみて日程を組みましょう。

変化を感じるのはいつから?

変化を感じ始めるのは、2回目から3回目の施術のあとという人が多いです。1回目は腫れに隠れて、違いが分かりにくいことがあります。毎回同じ角度で横顔の写真を撮っておくと、自分で比べやすくなります。効果の出方には個人差があります。

見落としやすい費用は?

  • 初診料・再診料・カウンセリング料
  • 麻酔クリームや冷却などのオプション代
  • 予定より回数が増えたときの追加費用
  • しこりや腫れが長引いたときの診察代

二重顎ができる原因は?

二重顎の原因は、皮下脂肪だけではありません。むくみ、皮膚のたるみ、姿勢、骨格、舌の位置が重なって起こることが多いです。原因が違えば、合う対処も変わります。

皮下脂肪がついている

顎の下は、体重が増えたときに脂肪がつきやすい場所です。食べすぎや運動不足が続くと、顔より先に顎の下に出ることがあります。脂肪溶解注射の対象になるのは、この皮下脂肪です。

むくみや筋肉の衰え

塩分のとりすぎ、睡眠不足、長時間のデスクワークは、顔まわりのむくみにつながります。顎の下の筋肉を使わない生活が続くと、支えが弱くなり、輪郭がぼやけて見えることもあります。

姿勢と舌の位置

首が前に出る姿勢では、顎の下の皮膚が縮んで二重顎ができやすくなります。舌が下に落ちていると、顎の下の筋肉がゆるみやすくなります。首の傾きと顎の関係は、ストレートネックで顎がない?原因は?身体に与える影響と治し方で詳しく解説しています。

こんな理由で後悔する人がいる

「5回受けたのに、思ったほど変わらなかった」という相談は少なくありません。よく聞くのは、もともと脂肪が少なく、姿勢やたるみが主な原因だったケースです。脂肪が減ったぶん皮膚の余りが目立ち、かえって老けて見えたと感じる人もいます。施術前に原因を見極めてもらうことが、後悔を減らす近道です。

AGO TOKYO SALONで多い相談:顎の下より先に首と噛みぐせ

AGO TOKYO SALONでは、「顎の下の肉を取りたい」という相談をよく受けます。施術者として横顔を見ると、脂肪よりも首が前に出ている人が多い印象です。デスクワークでうつむく時間が長い人ほど、その傾向がはっきりしています。

片側だけで噛む癖がある人は、フェイスラインの左右差も一緒に気にしていることが多いです。顎の下の筋肉がうまく使えず、輪郭がぼやけて見えやすくなります。サロンでは、首の位置、噛む側、舌の置き場所を一緒に確かめてから、日常で気をつけることをお伝えしています。注射を検討している人も、まず自分の姿勢を見直すと、本当に脂肪が原因かどうかを判断しやすくなります。

二重顎を放置するとどうなる?

二重顎そのものが体に害を与えることはまれです。ただし、原因を確かめないまま放置すると、見た目の変化が進んだり、合わない対策にお金をかけ続けたりすることがあります。

年齢とともにたるみが重なる

年齢を重ねると、皮膚のハリが落ちて、脂肪の重みで顎の下が下がりやすくなります。脂肪とたるみが重なると、あとから対処する選択肢が限られることもあります。首まわりの変化が気になる人は、首のたるみ・ネックラインの改善方法|年齢が出る理由も確かめておくと安心です。

姿勢の癖が肩こりや顎の負担につながる

首が前に出る姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかります。顎の関節や噛み合わせに違和感が出ることもあります。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

合わない施術を重ねてしまう

原因がむくみや姿勢なのに注射を続けると、費用と時間がかさみます。国民生活センターには美容医療の相談が寄せられ続けており、2022年度は3,709件と過去5年で最多でした。不安をあおられても、その場で契約しないことが大切です。

写真や人前で気になり続ける

うつむいた写真を避けたり、横顔を見られるのが嫌になったりする人もいます。気持ちの負担が大きいときは、まず原因を知るだけでも、次に何をするかを決めやすくなります。

よくある質問

脂肪溶解注射は1回で効果がある?

1回で変化を感じる人もいますが、多くは数回の施術が前提です。一般的には3〜5回が目安とされます。回数は脂肪の量や薬剤によって変わるため、医師の診察が必要です。

脂肪溶解注射でリバウンドはする?

減った脂肪細胞は増えにくいとされますが、太れば残った脂肪細胞が大きくなります。体重が増えると、顎の下に再び脂肪がつくことはあります。食事や姿勢の習慣も一緒に見直しましょう。

脂肪溶解注射にリスクや副作用はある?

あります。腫れ、痛み、内出血、しこりなどが起こることがあります。まれに、口角の動きに一時的な左右差が出ることもあると報告されています。気になる症状が続くときは、すぐにクリニックにご相談ください。

痩せ型でも脂肪溶解注射を受けられる?

脂肪が少ない人は、変化が出にくいことがあります。痩せ型の二重顎は、骨格や姿勢、たるみが関係している場合が多いからです。受けられるかどうかは医師が判断します。

まとめ

脂肪溶解注射は、顎の下の皮下脂肪を減らすことを目的とした医療施術です。皮下脂肪が二重顎の主な原因なら、もたつきが軽くなることがあります。目安は2〜6週間おきに3〜5回、費用は1回2万〜5万円程度で、総額は10万〜25万円前後です。変化の出方には個人差があります。

一方で、むくみ、たるみ、姿勢、骨格が原因の二重顎には向きにくい施術です。まずはセルフチェックで自分のタイプを知り、使う薬剤とリスクの説明を受けてから決めてください。受けられるかどうかは医師の診察が必要です。頬の脂肪の施術と比べたい人は、バッカルファット除去は本当に小顔になる?適応と老けリスクを解説も参考にしてください。

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参考情報

施術の前と後
施術の前と後

顎と、顔の下半分は、手で変えられます。

AGOメソッド®『Butterfly touch』は、道具も機械も使わず、手だけで顎関節と顔の下半分を整える技術です。施術は全国のセラピストが行っています。お住まいの地域から探して、そのままお問い合わせいただけます。

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写真はご本人の許可を得て掲載しています。変化の出方には個人差があります。

この記事を書いた人

「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」代表。オールハンドで顔の印象を整えるAGOメソッド®を開発。女性の経済的・時間的自由を実現するセラピストスクールは450名以上が受講。

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