COLUMN

自分ファーストとは?

自分ファーストとは?自己中心的とは違う自分を後回しにしない生き方

働き方

2024.05.19

「ユーザーファースト」「都民ファースト」「アスリートファースト」。

これらの言葉をテレビやニュースで見聞きしたことがある方は多いでしょう。その中でも、「自分ファースト」という言葉が最近注目されています。

「自分ファースト」とは、自己中心的とは異なり、自己成長や自分の心を重視しながら、他者との関係性も意識した生き方です。

つまり、「自分さえよければ他人はどうでもいい」という考え方とは異なります。

「自分ファースト」な生き方とは

私たちの生活する場所は職場、家庭、趣味のコミュニティなど多岐にわたります。その中で、常に自分を後回しにしている人は少なくありません。

一方で、自分を貫きたいと思っても、「自己中心的になりはしないか」「自己主張の強い人だと思われないか」と不安を抱く人もいます。

ここでは、自己中心的とは異なる「自分ファースト」な生き方とはどのようなものかを紹介します。

自分の行動に責任をもって取り組む

人生は自分の選択と決断で形作られるものです。そのため、日々の様々な場面では自分の行動に責任を持つことが大切です。

たとえば、仕事でミスがあった場合でも、他人や環境のせいにするのではなく、自分の行動を振り返り、今回のミスを次に活かす方法を考えましょう。このような姿勢が「あんなことしなければよかった」という後悔を生むことなく、さらには自己肯定感を高める手助けとなります。

自分にだけではなく他人にも嘘をつかない

自分らしさを大事にし、他人に対しても正直でいることが大切です。

友人や家族との間で、自分の本音や気持ちを隠さずに表現することで、良好な関係が築けます。一度嘘をつくと、辻褄を合わせるために、嘘に嘘を重ねて生きていかなければなりません。それは、非常に苦しく辛い生き方です。

したがって、信頼獲得のためだけではなく、堂々と生きていくためにも、嘘を付かないよう心掛けましょう。

自分の幸せは自分で決める

人生における幸せは、他人に左右されるものでも決められるものでもありません。

昨今、SNSで他人の幸せそうな投稿を見ることで、自分の状況を悲観したり、他人と比較して落ち込んだりする人が増えています。

しかし、自分の幸せは自分にしかわからないものです。自分が本当に求める幸せを自覚し、自分の幸せのために行動しましょう。ストレスの多い人間関係から離れることで、自分の心の安定や健康を優先できます。

さらに、自分が幸せでいることは、周りへもポジティブな影響を与えられるともいわれています。

損得勘定で行動するより自分が「したい」ことを優先する

人生において、自分のやりたいことを優先するのも大切です。損得勘定や他人の期待にとらわれず、自分の心に従って行動することで、本当の充実感や満足感を得られます。

「飲み会に行きたいのか」
「飲み会に行かなければならないのか」

この二つのモチベーションは雲泥の差です。行きたければ自ずと飲み会が楽しみになるでしょう。しかし、行かなければならないという使命感や義務感が根底にある場合、その飲み会は負担として心にのしかかります。

「しなければならない」という呪いにかかっていないか、ぜひ、自分の心に問いかけてみてください。

何かを決めるときは自分自身に問いかける

人生は自分の選択や決断で続いているとお伝えしました。まさに、自分で何かを決めなければならないときは、自分自身に問いかける習慣を持ちましょう。

たとえば、今日のランチは何が食べたいか、週末はどのように過ごしたいか、など、心の中で自問自答します。そして、他人の意見や期待に左右されず、本当に自分が望む答えを見つけ出すのです。

もし、その答えが他人と合わなくても、自分の欲求を優先することが重要です。あなたの気持ちを抑え込む権利など、誰にもないのです。

自分の本当の気持ちを自覚し、それに従う練習をしてみましょう。

嫌いな人とは戦わない

自分ファーストで生きるためにも、自分の幸せや心の安定を優先し、無駄な衝突や対立を避けましょう。なぜなら、他人との摩擦や対立は、心身のストレスを引き起こし、自分の幸福感を損なう可能性が高いからです。

できる範囲で嫌いな人との接触を控えたり、距離を取ったりしてください。自分の時間や気力・体力を大切にできます。

また、その人との関係を改善するための積極的な努力を行うのではなく、自分の心の平穏を守ることを優先しましょう。

時間は有限です。嫌いな人のために貴重なあなたの時間を使うなんてもったいないことです。

自分の問題と他人の問題を区別する

自己肯定感が低い人や自信のない人は、自分の問題と他人の問題を混同しがちです。自分の問題と他人の問題を混同する傾向があるということは、自己と他者の間にある境界線が曖昧であることを意味します。

具体的には、自分がコントロールできる事柄は「自分の問題」であり、相手がコントロールできる事柄は「相手の問題」です。

たとえば、自分がミスをして上司が怒っている状況を考えてみましょう。

上司が怒っていることはあなたの問題でしょうか?仕事をミスしたのは自分自身ですから、「自分の問題」と考えるかもしれません。

しかし、怒っているのは上司であり、「上司の問題」なのです。怒りの理由が自分にあるとしても、怒ること自体は上司の問題です。

多くの人は上司を怒らせてしまったことを自分の責任として捉え、他人の問題なのに自身の問題として捉えがちです。この場合、上司に謝罪し、同じミスをしないように対策を練ることが自分がコントロールできる範囲であり、「自分の問題」です。

しかし、上司がどのように反応するかはあなたがコントロールできることではありません。
あくまで「他人の問題」なのです。

仕事で実践したい「自分ファースト」

ここからは、職場や仕事における「自分ファースト」の具体例をお伝えします。もし、できそうなものがあれば、さっそく実践してみてください。

積極的に自分から意見を発信する

多くの方は、周囲との協調性に重きを置きますが、自ら意見を述べることを得意とする人はあまりいません。周囲との衝突を避けるためだったり、自分に自信がなかったりするなど、理由はさまざまです。

しかし、自分の考えを率直に表す「自己主張」の姿勢は、会社で評価されるだけではなく、個人の成長や他者との深い絆を築く上でも重要です。

自分の意見を述べることは、他者とのコミュニケーション能力の向上、そして自分の目標や価値観に向かって行動する能力の強化など、多くのメリットがあります。

指示がなくても自分から動く

仕事における自分ファーストな生き方は、指示待ち人間とは真逆です。

もちろん、仕事において与えられた役割を果たすことは大切。しかし、上からの指示は多岐にわたります。細かい指示や確認を求める一方で、丸投げというケースも。

そのような際には、まず自ら考え、上司や先輩に相談して行動することが重要です。「どう進めればいいのかわからない」という時にこそ、自分から行動する姿勢が求められます。

嫌なことやできないことは断る

多くのタスクを抱えているにもかかわらず、頼まれたら断れないのは、仕事ができない人の特徴です。

自分ファーストな人は、できないことは「できません」とはっきり伝えます。もしくは、自分の状況を説明して「その日までは無理ですが、この日なら対応可能です」と交渉します。

とはいえ、断るには勇気が必要ですよね。しかし、はっきり断ることで、ミスや遅れで迷惑をかけるのを防げます。「できることはできる」「できないことはできない」と率直に伝えることも大切です。

「やりたいこと」は助けを借りながらトライする

自分ファーストの中でもわかりやすい「やりたいこと」の実現。そのためには、周囲の助けを借りて、トライしましょう。

自立してサロンや習い事教室を立ち上げることは、多くの女性が抱く夢です。しかし、これを実現するには様々な課題が待ち受けています。たとえば、ビジネスプランの策定、施設や機材の調達、マーケティング戦略の立案、そして資本金の準備などです。

1人で全てをやり遂げるのは心理的ハードルが高く感じるでしょう。しかし、経験豊富な起業家やコンサルタントからアドバイスを受けることで、ビジネスプランの構築や戦略に役立つ知識が得られます。1人で悩みを抱えずに、周囲の力を借りましょう。

真面目すぎる人生は損するって本当?

真面目な人は周囲から好感を持たれる傾向がありますが、そのために自分を犠牲にしている人も少なくありません。

日本では真面目な姿勢は評価されますが、自分を傷つける可能性もあります。ここでは、真面目過ぎる人の二つのタイプを紹介します。自分に当てはまる部分がないか、ぜひ参考にしてください。

自己犠牲で自分を追い込んでいる

真面目な人ほど、自分を追い込んでしまいます。うまくいかないときには、自己犠牲をしてまで問題を解決しようとする人も多いです。しかし、「自分を追い込む」行為は、精神的・肉体的に負担がかかります。

たとえば、共働きにもかかわらず、家事も育児も1人で担っている女性は少なくありません。その結果、心の余裕が失われてしまい、家族との時間さえストレスになる可能性も。

追い込まれていると感じる時には、自分を肯定し、心のゆとりを取り戻す努力も必要です。

極端に相手ファーストになっている

相手ばかり優先するタイプの人は、自分の意見や欲求を抑えることが癖になっており、常に他人の都合に合わせてしまいます。

たとえば、恋愛においても、自分に予定があるにもかかわらず、相手に合わせて自分の予定をキャンセルしてしまうことがあります。

自分を犠牲にしてでも他人を優先しようとする姿勢は、自分で自分の首を絞めることになりかねません。自分を犠牲にせずとも、安心して付き合える人間関係は必ずあります。

そのきっかけを作るのはあなた自身です。まずは、相手ファーストから自分ファーストに切り替えてみませんか。

「自分ファースト」の時間を過ごすポイント

心身の健康や幸福感を高めるためにも、自分ファーストの時間を過ごしましょう。

自己肯定感を高め、ストレスを軽減し、自己成長を促進するためには、自分を優先する時間を持つことが不可欠です。

最後に、「自分ファースト」な時間を過ごすポイントをお伝えします。

自分の魅力を見つけ自己受容を大切にする

自分の魅力や欠点すべてを含めて、受け入れることが大切です。完璧主義にとらわれず、自分がどんなに不完全であっても、それを受け入れることで自己受容が生まれます。

自己受容を大切にするためには、他人と比較することをやめましょう。

自分と他人を比較することで自己評価が下がり、自己受容が難しくなります。あくまで自分自身と向き合い、自分のペースで成長することを重視するのです。

好きなことリストを作ってみる

自分の趣味や興味関心ごとをリストアップすることは、自分の個性や魅力の発見に役立ちます。

たとえば、興味のあるサークルに参加してみたり、料理、旅行、読書、アートなど、自分が楽しんで取り組める活動をリストアップしてみましょう。

自分が好きなことの再確認は、自分を理解することにつながり、結果として自己受容を促進します。

セルフケアの時間を意識的につくる

意識的にセルフケアの時間を取り入れることは、心身のバランスを保つために重要です。生活の中に流行りのサウナを取り入れたり、マッサージを受けたりするなど、リラックスできる時間を意識的に設けてみてください。

女性の中には、更年期の諸症状を我慢し、知らず知らずのうちにストレスをためている方も少なくありません。そして、そのストレスが限界を超え、メンタルの不調を引き起こしてしまいます。

更年期によるメンタルの不調に対処しないでいると、思考が鈍り、落ち込みや不安、イライラ、不眠などの症状に苦しむことになりかねません。健康的なメンタルを守るためには、気分転換の方法を知っておくことも重要です。

心身のバランスを保つためにも、自分自身を大切にする習慣を身につけましょう。

周りの目は気にしすぎない

周囲の期待や評価に縛られず、自分の気持ちを優先してみましょう。

真面目な人ほど、周囲の期待に応えようとして自己犠牲をしてしまいがちです。しかし、他人の目を気にしない心の余裕があれば、自分の大切な時間やエネルギーを守ることができます。

特に神経質な人は、他人との距離感を失いがちで、関係がこじれやすい傾向があります。しかし、そんな些細なことにこだわる必要はありません。周囲の目を気にせず、自分を大切にすることで、豊かな心でいられます。

仕事環境を改善できないなら、自分のペースでできる仕事を探してみるのもよいかもしれません。

自分ファーストで充実した人生を手に入れよう

自分を大切にすることは、ただのわがままや自己中心的な振る舞いではありません。自分の価値観を尊重し、自分のために行動することで、自分自身の満足感や働き方の改善が期待できます。

周りの人を気遣うことも大切ですが、自分の気持ちに正直に生きることが、より充実した人生を送る秘訣です。

さらに、自分ファーストを心掛けることで、自己成長や自己受容が促進され、より充実した人生、より健全な人間関係を築けるかもしれません。

自分を大切にすることは、自分の幸福と充実した人生を手に入れるための第一歩。本記事を参考に、できそうなことから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。